がんのこと

耳下腺がん 初期症状

こんにちは。

2020年耳下腺がんを摘出したほゆです。
2回手術をし、1回目に浅葉を摘出、2回目に深葉を摘出しました。
いわゆる全摘です。1回目の手術後の組織診でがんが判明し追加手術という手順でした。

私の耳下腺がんのタイプは「粘表皮がん 低悪性」です。

耳下腺がんには様々なタイプがありますが、それぞれで初期症状も違うかもしれませんので、まずは私の初期症状をまとめておきたいと思います。

一番最初の症状
・ しこり

まず、耳下腺部の膨らみを手術の半年前に発見しました。
触っても全然痛くはなく、コロッとした数ミリの玉が耳たぶの下より前の方に出来ていました。

数日経ってもなくなる気配なく、痛くもないので炎症とは違う感じで、ただ触った時の異物感のみでした。

数週間経っても変わらずずっとそこにありました。

気になって耳鼻科で相談しましたが、当時31歳という年齢だった事もあり、がんを疑われる事はなく炎症か水が溜まっているのだろうという対応でした。とても気になったので、2~3度こちらからしつこく受診しました。

その後、大きい病院を受診して、耳下腺腫瘍(良性腫瘍)と診断されて、緊急ではないからと手術まで数ヶ月待ちました。

その間、見た目的な変化は少し大きくなってきているかなくらいでした。

ですが、しこり発見から5か月目あたりから新たな症状がでました。

次の症状
・しこり部分の違和感
・唾液の味の変化

しこりの違和感は徐々にきました。
痛いわけでもないのですが、触るのをためらうようなそんな違和感です。
なんか、あんまり触りたくないなぁという気持ちになりました。

次は唾液の味です。
ずっとではないですが、腫瘍がある方の耳下腺から、たまに変な味の唾液がでるようになりました。
手術をした6か月目までに数回あったと思います。

これは手術後、組織検査でがんと判明してから分かる事ですが、違和感や唾液の味が変化した時期が先生に言われたがんの前段階から「がん」に変化したであろう時期と合致しました。

手術前にあった初期症状は以上です。

正直、症状は少ないと思います。しこりなんて数ヶ月ほっとく人なんて沢山いると思います。
私の場合は、いつもならほっとくのに、なんとなく気になってしつこく受診したことと、コロナがはやりだしたばかりで、病院が空いていたのが早期発見の味方となりました。

運良く、ステージ1の段階で見つけることができたため、すぐに全摘することができ、今は寛解への道すがらです。

私の耳下腺がんは術後に先生から手術が1か月早かったら「がん」ではなかったし、1か月遅かったらステージは2に上がっていただろうと言われました。

一般的に低悪性と付くタイプは早く治療できれば生存率も高く、がんの中では悪質ではないそうなのですが、ほっておいたらと思うとぞっとします。

ずっと通っている歯医者さんが口腔外科の先生でもあるのですが、耳下腺がんは他のがんと比べると、とてもスピードが速い、本当に運が良かったねと言われました。

もし、自分にしこりがあって気になって読んで下さっている方がいるなら、少しでも早く受診してくださいね。

実際は、「がん」である前にただの炎症や良性腫瘍である確率の方が何倍も高いですよ^^


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